あひるの庭

日常のあれこれ、趣味についてのブログです。ゆるめです。

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E7

どうも、あひるです。

真剣交際の巻

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード7

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テーマ・問題提起

今回のことの発端はミスタービッグが他の女とデートしていたことにある。

「たしかに1人に決めようって約束したわけじゃない。でもわたしにとって他の男と会うってことは、パンパンのスーツケースにもう一着服をつめようとするのと同じ。でもビッグはごく自然に幸せそうに他の女と会っていた。男は一夫一婦制を嫌悪しているのか?それとも他に理由が?

無限の可能性があるNYでは一夫一婦制を期待する方が間違ってるんだろうか?

 

 

あの、そもそも論なんですが、NYでは1人に決めようって約束がないと他に男作ってもいいってことなんでしょうか?マジで??本当に??だとしたら、さすがNY。

でも確かに、世の中には男と女が星の数ほどいるわけで、その中からたった1人だけと付き合っていくのは理想の相手に巡り会うという点においては非効率的ではある。同時に何人もと付き合った方が合理的だ。

とはいえ、人間には感情がある。本気で好きになった相手には、自分1人だけを見ていて欲しいと思うものだ。

 

スタンフォードの意見

「一夫一婦制はすたれてきてる。90年代いっときみんな押されたけど、ミレニアムになってやっぱ選択肢増やそうってことになったの」

 

ちょっとまて。すっかり時代背景のことを忘れていた。

キャリーたちが30代の設定だから、たしかに20年ぐらい前の時代なのか…。

NYはどれだけ進んでるんだ(笑)

当たり前のようにゲイの友達がいて、みんなそれぞれ自由な恋愛を楽しんでいる。

20年くらい前なのに、今の日本はここに追いつけているのだろうか?

「無限の可能性」「選択肢」

SATCの世界は極端ではあるが、自分が自分でいるために必要なものがきちんとそこにはある。

 

 

キャリーの本音

「メリーゴーランドも回転ドアも経験した。そして一緒に立っていられる人と出会ったと思ったの。少し一緒に立つ気ない?

 

オシャレなセリフですね!

ビッグに一夫一婦制を申し出るのにこんな言い方でよく通じましたわ!笑

 

「無限の選択肢がある街では、“今はたったひとつの選択しか無い”と思えることが幸せなのかも」

 

ビッグのこと、かなり本気ですね。

最後のこのセリフ、正直感動ものでした。

 

おまけ

今回はキャリーがビッグとの関係で悩んでる時に言ったセリフ。

 

「わたし、彼が言ったことを、自分がこう思いたいって思う方向に解釈してない?だとしたら、わたしが“これがビッグの気持ちだ”って思ってること、本当は“彼に対する気持ちの反映”にすぎないのかもしれない」

 

これ聞いた時は鳥肌ものでした。

目から鱗というか。

そうかも…てかそれだわ!

 

相手の気持ちや考えていることなんて、きちんと表現してもらわなきゃわからないですよね。

勝手に考えて理解した気になって、結局それが間違いだったなんてこともざらにあります。

察する文化の日本には、そんな勘違いで街中あふれてるんだろうな。

 

 

 

 

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E6

どうも、あひるです。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード6

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テーマ・問題提起

今回のテーマは「秘密の関係」すなわち友達に紹介できない関係についてです。

そしてキャリー自身がミスタービッグとの関係がそれにあたるのではないかとザワザワする回。

セックスと恋愛の関係についてが大枠のテーマになっています。

セックスと恋愛

ミスタービッグと初デートをすることになったキャリーに友人たちがいろいろ言うシーン。

会話がけっこうおもしろかったので、ほぼほぼ抜粋します。

 

シャーロット「その人のこと本気なんでしょ?なら1回目でしちゃダメ!」「絶対セックスしたい男とセックス前に何回デートするかは年齢に比例するのよ」

 

ミランダ「あーくだらない。とりあえず最初にやらなきゃOK」

 

サマンサ「現実問題、初デートでやる女は、10回目までじらせる女と同じぐらいあっさり男にフラれるの」

 

シャーロット「でも待てば恋愛感情育つわよ」

 

サマンサ「そのとおり!だからセックスの相性はすぐ確かめるべきよ。好きになってダメってわかるより良いでしょ?」

 

シャーロット「禁欲的な方がぜったい得!大恋愛できるもの」

 

ミランダ「良いセックスなしの大恋愛なんて存在しない」

 

キャリーの心の声「大人なら待つ楽しみを味わうべきよね」

 

でも結局…

「ルールなんて知ったことか。わたしは本能に従った。古今東西、大恋愛は初デートで一線をこえると相場は決まってる。と思う」

 

って…笑

まあ、好きならしちゃうのもわかるけど(笑)

決意くじけるの秒でしたよ(笑)

出会ってすぐ盛り上がっちゃってるから(笑)

 

この何回目のデートでするのか問題は、いくつになってもついて回ってくるみたいだ。

初恋のときから女でありつづける限り。

 

友達に紹介しない理由

キャリーの友人で彼女を紹介しない男がいた。

その男が言うには、次の理由があるらしい。

  • なんの気兼ねもなく一緒にいられるし、相性もバツグンなんだけど、彼女にしたいタイプじゃない
  • 美人じゃないし、共通点もあまりない
  • 長い目で考えると自分には合わない

 

2つ目のところ、気になりますね。

美人じゃないし…って他人にどう思われるかしか考えてないってこと?

やっぱりある程度の見た目は重要なのだろうか。

たしかに逆のパターンですが「モデルにハマる男たち編」でもこういう男でてきました。

モデルと付き合ってることがひとつのステータスみたいな男は、付き合うモデルが変わるたびに友人たちに見せびらかしていました。

 

キャリーの疑問

「シークレットセックスは周りの目を遠ざけたピュアなセックス、究極の2人だけの世界とは言えないだろうか?それともただ自分のやってることを否定し、人生の秘密の小部屋をつくってるだけなのか?」

わたしはミスタービッグにとってたんなるシークレットセックスの相手なのか?」

 

キャリーの本音はここですね。

自分の今の立場ってどうなの?

うちらの関係ってなに?

この疑問は恋愛において一生ついて回ってきますね。

曖昧な関係に限らず、たとえ正式にお付き合いしていたとしても、デート=セックスの時期って必ずありますよね。

その時にも考えてしまうことですよね。

自分の存在価値って何?みたいなことを問われているような。

 

おまけ

今日のサマンサ語録

「誰とやったって恥ずかしいなんて思わないものよ」

 

すばらしいですね!サマンサは隠すような恋愛はしていません。たとえ一晩限りの相手だとしても、自分と寝た男は誰ひとりとして隠す必要はないと言えるいさぎよさ!

 

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E5

どうも、あひるです。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード5

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テーマ・問題提起

金持ち男と付き合っている知り合いのアマリータと関わるうちに生まれた疑問。

「彼女の人生は金持ちの男とブランド物の服、ゴージャスなリゾートに彩られてる。仕事はしてないが、あふれんばかりの女性の魅力に恵まれ、それを最大限武器にしてる。そこで生まれる1つのナゾとは?限りなくプロに近い女性と本当のプロとの違いは?」

 

この疑問に関して、正直意味がよくわかりません(笑)

神よ、わたしに読解力を!!

 

サマンサの考え

「女は権力を持つためならどんな手段を使っても許されるの」

サマンサ姉さんは、必要なら寝て出世することも含まれるとおっしゃってます。

「男も女も平等に、利用できるものはしろ」

 

ほんとにサマンサ姉さんは潔し。

 

今回の話でキャリーはパリの建築家と寝た際、思いがけず報酬をもらってしまいます。

そのことについてのサマンサの考えも極端ではありますが、なぜか納得できてしまう(笑)

 

「お金はパワーよ。セックスもパワー。だからセックスでお金をもらうということは、パワーの交換てことなのよ」

 

サマンサ語録が増えていくいっぽうですな。

サマンサの考え方については、わたしのような恋愛経験の浅い人間がたどり着けない境地にいます。

そういう考え方もあるのかー、と軽い気持ちで楽しみましょう。

とくに若者のみなさん、まに受けないように!

サマンサさんのレベルに行くにはまだ早いで!!

 

キャリーのこたえ

「女はその気になれば、自分の体を簡単に売ることもできるのだ。あの1,000ドルを元手にベニスに行き、金持ちをゲット。宝石を買ってもらい金持ちと結婚し、莫大な慰謝料をもらって別れる」

「ベニスが沈んでるからといって、自分のモラルまで沈ませることはない」

 

キャリーの疑問である「プロ」というのが、女性の魅力を最大限に利用して富を得ることを指すのならば、キャリーの選んだ道は「プロ」ではない。

自分のモラルを押し殺してまで「本当のプロ」にはなりたくないと思ったのだろう。

そもそも、自分自身のモラルの基準によるのではないだろうか。

それはさすがにどうなの…と考える人間と、そんなことお金を得るためならどうってことないと考える人間がいる。

その違いこそが「限りなくプロに近い女性と本当のプロの違い」なのだろう。

 

おまけ

キャリーが女の七不思議のひとつとして挙げていることが、共感の嵐でしかない件。

 

「こんなに服があるのに、なんで着る物がないの!?」

 

これはデートのたびに、季節が変わるたびに思うこと。

クローゼットはパンパンなのに、去年とか何着てたのかわからなくなるときある(笑)

気に入って買った服ばかりのはずなのに、なぜかこういう現象が起こりますよね。

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E4

どうも、あひるです。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

今回の話はまさにSEX AND THE CITYの真骨頂

過激でアメリカ的な、子供たちには見せれない、聞かせれない、そんな話(笑)

 

シーズン1エピソード4

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テーマ・問題提起

「40代の男はニューヨークタイムズ日曜版のクロスワードパズルと同じ。複雑で、答えを出してもそれが正解なのかわからない」

「20代の男たちは役に立つ友達を大勢知ってる。バーテンに用心棒。お尻もキュッとしてる」

「20代の男は新しいドラッグのように魅力的なのか?本気でハマってしまうことはないだろうか?」

 

このキャリーの40代に対する思いはさすが共感できる例えですね。そして深い。

それに対して20代に対する思いの浅いこと(笑)

もうすでにこのキャリーの最初の感想がまんま答えです。

 

キャリーのこたえ

ミスタービッグとのデートに邪魔が入りキャリーが途中で帰ることになったとき

「帰っちゃうのかい?」

とミスタービッグにたずねられ

「でなきゃ女じゃないでしょ?」

とキャリーが返すシーン。

ここでキャリーは一見余裕ありそうに見えるが、心の中で「混乱、さびしさ、拒否」と「どう感じたらいいかわからなかった」と言っている。

その思いを紛らわすために20代の男と熱い夜を過ごすのだが、翌朝汚い部屋を見て「とつぜん現実が襲ってきた」

「30いくつかの女の全身の細胞がこう叫んでた。逃げろ!オバさんにはとてもムリ!」

 

そうやって逃げ出したキャリーのもとにミスタービッグが現れてデートの約束をする。

 

「男はドラッグと同じ。ハマってドン底に落ちることもあれば、舞い上がることもある。うんとハイになることも。」

 

これは年齢関係なく、男というものはドラッグのようだというまとめだろうか。

さすが、締めの言葉までぶっ飛んでる。

 

たしかに今回の話ではキャリーの心の浮き沈みがある。

 

ビッグとデートできるかと思ったらできなかった…。

そこに若い子が現れた。楽し。

またもやビッグとデートできそうでできず…。

紛らわすために若い子に走る。楽し。

ビッグとデートの約束を取り付ける。舞い上がる!

 

今回この20代の子との関係はあまりにも浅く、ただただ楽しいからというものだった。

最初に20代に感じていたことも実際の関係も、浅くて浅くて、ミスタービッグの引き立て役でしかない。

今回の話そのものが、ミスタービッグがいかに魅力的かを際立たせるためのテーマでもあった。

 

サマンサのこたえ

サマンサは体力のある20代との情事を満喫していたが、あるとき悟ります、

「年下と付き合っている限り自分は年上の女なのだ」

いつまでも“女”でいたいサマンサにとって“老い”を感じることが1番の苦痛である。

それに気づいてしまって20代とは縁を切ることにした。

 

サマンサはいつも筋が通っていて爽快ですね。

 

おまけ

今回の話はなかなか過激でした。

もちろん今後も過激なだけの回とかあった気がしますが(笑)

 

なかでもタクシーでのキャリーたちの過激なトークが見どころです!

おもしろおかしく性に対する考え方の違いを描いています。

女子が集まった時にする下ネタってこういうやつだよね、って感じです。

 

 

 

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E3

どうも、あひるです。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード3

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テーマ・問題提起

友人のミランダとサマンサの会話から。

 

ミランダ「女は旦那ができたとたん独身を敵と思う」

 

サマンサ「結婚している女は独身が怖いのよ。いつでも誰とでもセックスできるから。いつ旦那を寝取られるかわかんないって、そればっか考えてる。独身女は信用されてない」

 

ミランダ「独身に同情する人もいる。あんたまだ独身なの?かわいそうって目で見られたことない?」

 

というわけで今回のテーマです

「両者は敵同士?」

「既婚と独身の間には冷戦が繰り広げられていたのか?」

 

今回のこのミランダとサマンサの会話は、日本、とくにわたしのような田舎に住むものにはあまりピンとこない。

むしろ結婚する前の方が彼氏を取られるんじゃないかと怯えていた気がする。

日本では3組に1組が離婚と言われているが、田舎ゆえなのか年齢的なものなのか、わたしの周りの友人で離婚した者は15組中1組しかいない。

結婚してしまえば安心という構図ができあがっているように感じる。

しかし日本より離婚率の高いアメリカでは既婚と独身の間で冷戦があったとは…。

 

キャリーの仮説

「冷戦の原因は憎しみじゃない。恐怖ではないかと。未知のものに対する恐怖」

「既婚者は独身が嫌いなのではなく、どういう人間なのかをつきとめたいのだ」

 

 

確かにと思った。

独身の者が自分のパートナーに近づいてきたら、どういうつもりなのかと身構えてしまう。

既婚者が自分のパートナーに近づいてきたら、なぜかそれほど身構えない。

相手にもパートナーがいるのだからと安心しきっている。

世の中ダブル不倫だってあるというのに、なぜこのような心理になるのか不思議ではあるが…。

日本でもアメリカでもこの感覚は同じということなのだろうか?

 

キャリーのこたえ

「独身vs結婚の戦争を経験してわかったこと。たぶん既婚と独身の間の戦争は北アイルランドのそれと同じなのだ。基本的には同じタイプなのになぜか敵と味方に分かれてしまう

 

ちなみに北アイルランドについて軽く触れておくと、カトリックとプロテスタントの戦いである。

日本人からしたら同じキリスト教やん、て思うかもしれないが、細かいところに意外に違いがあったりする。

(そういえば大学の英語の授業ででてきたわ〜…レベルの記憶しかないので詳細は触れないでおく。ヤケドしそうなので)

 

しかし「なぜか敵と味方に分かれてしまう」って…。

きっと仮説で出てきた「未知のものに対する恐怖」もその「なぜか」の部分に含まれているのだろう。

既婚と独身とでは見えている景色が違うのかもしれない。

 

 

キャリーのこの時点での結婚観

最後の締めの心の声がそのままキャリーのこの時点での結婚観を物語っていました。

 

「たしかに同じ家に一緒に帰る相手がいるのはステキだ。しかし独身の友達と夜映画を観に行くのはもっとステキだ!」

 

わかる〜!

もう一回こんな生活したい〜!

て思う時正直ありますね(笑)

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E2

どうも、あひるです。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード2

 

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テーマ・問題提起

モデルにハマる男たちの心境とは?

「もしもモデルが並の容姿の人間を絶望させるほど素晴らしいものなら、“美”とはいったいどれほどパワーがあるのか」

 

NYには雑誌でしか見られないようなモデルが街の中で普通に見かけることができる。

キャリーはこれを「バーチャルモデルサファリパーク」と表現している。

「男はジャングルの如く狩りができると思っている」

それゆえ、モデルにハマる男=モデライザーなるものが存在する。

 

田舎に住んでいるわたしからしたら、想像もできない話です。

そしてうらやましい。

モデルと一般人が恋愛をするチャンスがゴロゴロ転がっているなんて…。

そんな状況だったら、モデライザーが誕生するのも無理はないのかも。

 

キャリーのこたえ

「男性によってはスポーツ競技みたいに思っている」

「自分に自信を持ちたいとか、自己確認のため」

「人並外れた美しい女性に思い入れがあるか」

 

「もしかすると、美には一定の法則があるのかも。美しいもの同士は反発し合う。したがってモデルは普通の人間にしか惹かれないのだ」

 

そしてこの話に出てくるあるモデライザーが最終的にはこう言う。

「モデルと付き合うのはエネルギーがいる」

 

そしてミスタービッグもこう言う。

「どんな男も結局は一緒に笑える女性を選ぶんじゃないか?」

 

そう、結局のところ「美とはうつろうもの」

 

 

 

これ、深いですね。

深すぎてわたしにはこの言葉の意味するところの全貌はイマイチつかめていません。

何を“美”ととらえるのか、そこがこの話の本質だったのかもしれません。

モデルを美の象徴としていますが、彼女達も結局は同じ女性です。

 

キャリーが話の中盤でこんなことを言っていました。

「30の大台に乗った時、ありのままの自分を好きになろうと思った。とびきりの美人にはなれないし、なろうと努力するエネルギーも枯れたからだ」

 

ありのままの自分、そこに“美”を感じてくれる男性と恋をするのだと言っているような気がします。

 

おまけ

今回の話で、キャリーの親友でゲイであるスタンフォードが放った言葉が、あまりにもおもしろかったので紹介します(笑)

 

「あれだけゴージャスなら絶対にゲイ!!」

 

なんだそれ(笑)

 

 

 

SATCのキャリー・ブラッドショーと考える恋 S1E1

どうも、あひるです。

今日から新シリーズ始めます。

わたしの大好きな『SEX AND THE CITY』について書いていきたいと思います。

ただあらすじ書いていったり、感想書いていってもつまらないので、良い機会なのでドラマを観返しながら“教訓”のようなものを発見できればなと思います。

※話のあらすじを追うというより、キャリー達の発言に着目していきますが、多少のネタバレがあるかと思います。また、あくまでわたし個人の見解です。他の読み取り方、感じ方もあると思います。

 

シーズン1エピソード1

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テーマ・問題提起

NYの女たちは恋愛を捨てて権力に走っているのだろうか?

男のように感情のないセックスができるのか?

 

この疑問にキャリーの友人であるサマンサが興味深い発言をしています。

 

男並みに権力を持って成功した女は「修羅場をくぐってでも本当の絆を求めるか、男のように感情抜きでセックスを楽しむか」の2択だと言っています。

実に的を射てますよね。

なんだ、すぐ答え出たんじゃん??と思いました。

男性にはプライドがあるため、自分よりも成功してリッチな女性を遠ざける傾向があります。

いつかの『ホンマでっか!?TV』でもそのようなことが言われていました。

そのため成功した女性はそもそも恋愛という舞台に立つのが難しいのです。

恋愛対象として見てくれる男性が少ないから。

 

でも実際に“感情抜きで”って難しくないですか?

本当にそんなことできるんですか?

キャリーもその点について深掘りするために自身でも行動を起こします。

 

キャリーの答え

「男のようにドライにセックス」したはずなのに「クールでいられない」というのがキャリーの感じたことでした。

 

なんの未練もなく終われるのかという点について、運命の男ミスタービッグとキャリーが話をするシーンがあります。

そこでミスタービッグは

「まるで違うね」

と未練もなく終わることなんてあり得ないという発言をします。

それをキャリーは

「どこか悪いの?」

とミスタービッグのことを信じていないような発言をすると

本気で惚れたことないな?

と言われます。

“いきなり突風が吹いてノックアウトされたような気がした。はやくベッドに潜り込んで眠りたかった”と心の中で呟きます。

そして最後にキャリーはミスタービッグにたずねます。

「本気で惚れたことある?」

するとミスタービッグが微笑みながら

でなきゃ、男じゃないね

と返して終わります。

 

この話には何回か“ロマンス”という言葉が出てきます。

男だろうが女だろうがそこにロマンスがあればドライになんてなれない。

 

すごく当たり前のことをこの話では言っているのですが、見失いがちですよね。

もしかして私たちは体だけの関係なの?

そういう経験をしたことのある女性は少なからずいるかと思います。

ロマンスって何?本気で惚れるって具体的には?見極めるポイントは?

いろいろ疑問は浮かんできてしまいますが、それはのちのちの話で出てくる…かもしれない。

 

少なくともそうやって悶々と考えてしまっている方にはロマンスが始まっています。

ページをめくってしまった以上、続きが気になるのがロマンス(恋物語)というものです。

ドライな関係などありえない。

未練もなく終わるなんて不可能。

それがロマンス。